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家族葬を執り行うにあたっての通夜振る舞いについて解説します。通夜振る舞いの必要性や精進落としについてもまとめました。
通夜振る舞いとは、通夜の後に参列者に振舞う食事のことをいいます。故人との最後の食事の場とされ、供養やお清めの意味が込められています。
家族葬における通夜振る舞いは、必ずしも行う必要はありません。近年の傾向では都心部を中心に十分なスペースが確保できないという事情から、通夜振る舞いを行わないケースが増えています。
地方であっても、そもそも通夜振る舞いの習慣がないという地域もあります。キリスト式の場合も、そもそも通夜振る舞いという概念はありません。
家族葬で通夜振る舞いを行わない場合でも、食事の代わりに粗供養品を持ち帰ってもらうことが一般的です。粗供養品には弁当やビールの他、商品券などが候補に挙げられます。住職や神主には御膳料を準備しましょう。おおよそ5,000~10,000円が相場とされています。渡すタイミングに決まりはなく、通夜の前後でも葬儀の後でも問題はありません。
家族葬で通夜振る舞いを行う場合、家族葬はあくまで親しい身内だけでの形態のため、そこまで形式や作法にこだわりすぎる必要はありません。レストランや料亭で済ませるケースも見られるようになりました。食事の代わりのお茶を提供するだけの形式や、お菓子を持ちかえってもらうことで通夜振る舞いとしているケースもあります。
通夜振る舞いを簡略せず行う際は、一人当たり2,000円~3,000円を目安とし、通夜に関わった方の7割程度の人数を想定して食事を用意します。通夜振る舞いは大皿で提供するパターンが一般的であるため、料理が足りなくなったという事態を避けるためにも、質より量を重視しましょう。
通夜振る舞いは故人を偲ぶ場であることから、故人に関する話題を振りましょう。思い出話に花が咲くことは良いことですが、ついつい大声になってしまうことや、明らかに場違いとなるような笑い声にならないよう気を付けます。通夜振る舞いの時間は1時間程度が目安です。故人と特に親しい間柄でなければ、30分程度で退席する人が多いでしょう。
精進落としとは、身内に不幸があった際、肉や魚などの生き物の食事を避け、精進料理に切り替えていた日課を通常の食事に戻す儀式を指します。本来は四十九日の法要明けに行う行事ですが、近年では初七日の法要明けや、火葬後に行う形が一般的となっています。精進落としは通夜振る舞いと同様に必ずしも行わなくてはいけないものではなく、食べ物が傷みやすい夏場の時期も考慮し、日持ちするお菓子や飲み物を持ち帰ってもらうパターンもあります。
家族葬で精進落としを行わない場合は、返礼品を準備しましょう。返礼品にはお菓子や飲み物が一般的です。仕出し弁当を持ち帰ってもらう形でも構いませんが、夏場の時期には食品の傷みや食中毒に十分配慮しましょう。住職や神主にも参列者と同じものをお渡しして問題ありません。
返礼品の代わりに御膳料を準備する場合は5,000円~10,000円を目安とします。また、精進落としを行わない場合は、案内状で参列者に事前に連絡しておくことも大切です。精進落としの有無により参列前の食事を控えるかどうかの判断が必要になるためです。住職や神主にも忘れず伝えておきましょう。
家族葬で精進落としを行う場合、あくまで親しい身内だけでの形式であることから、あまり気を張りすぎず、ゆっくりできる環境を意識しましょう。食事内容も形式にこだわることなく、故人の好きだった食べ物を用意するなど、故人を偲べる場をつくりましょう。
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